患者さんが自由に描いた絵をもとに、言語では表現できない内面的な問題を共有し、治療に役立てています。
絵画の場合、一枚の白紙の画用紙に表現できることは無限にあります。創設者の中川保孝は慢性の統合失調症の患者さんへの絵画制作時のアドバイスとして、 「病気を塗りつぶすつもりで、画用紙をすべて隙間なく塗って下さい」と言い続けました。
決して、鑑賞されるための作品を作ることが目的ではありませんから、
技術的な指導は最小限にしておりました。
「病気を塗りつぶして、そこに見えてくる自分と向き合ってみなさい」
という教えであったと思います。
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